2020年11月13日(金)より販売開始されたユニクロ(UNIQLO)とジルサンダー(+J)のコレクションは、リアル店舗には行列が発生し大盛況、オンラインストアでも売り切れ続出だったようです。
かくいう私は、そのニュースを知ってからなので買えていない(笑)ですが、「もし、再びコラボがあれば、次こそ。。。」と思っているので、忘れないうちに過去にコラボしていた歴代の私の好きなデザイナーを一覧にまとめてみました。
そもそもユニクロのコラボアイテムといえば、フロントにイラスト(キャラクターなど)がプリントされているイメージが強く、私のようなファッションにそれほど詳しくない人間だと、「デザイナーズコラボといっても名前貸し程度で、そこまでやってないんでしょ」とか「デザイナーが作ったとはいえ、大きな違いはないでしょ?」と思っていましたが、大間違いですね!
調べてみると、有名どころもあるし、通年展開しているコレクションもあるし結構びっくり!
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ジルサンダー(+J)
2020AWはあっという間に売り切れ続出の前述ジルサンダーとのコラボ。
10年ほど前にも一度コラボしているんですね。
フルラインナップの原宿店では入場制限がかかり、売り場に辿り着くまでに何時間待ちといった状況だったそう。
ダウン、ワンピースなんかも人気だったみたいですが、やっぱりジルサンダーといえばシャツの印象が強く、完璧なシャツなんて言われてますからね。
「スーピマコットンオーバーサイズシャツ」はノータック(襟なし)で比翼仕立て、細かな部分にも特徴が溢れて素敵な印象でした。
カウズ(KAWS)
UTではKAWS(カウズ)ともコラボレーションしていますね。
KAWSは純粋なファッションデザイナーではありませんが、90年代後半から注目を浴び続けているアーティストです。
90年代後半はストリートアートカルチャーが徐々に拡がりをみせ、HIPHOP文化とは別のグラフィティアートもこの頃から見え始めたような気がします。
グラフィックやおもちゃ(フィギュア)が有名で、アートとおもちゃが結びつけた先駆者ですね。
日本でも1種1人1点までと制約が付いた中での販売でしたが、中国ではオンラインもリアル店舗も大混乱になるほどの人気でした。
一部商品が再販されましたが、それも瞬殺でしたね。。
クリストフ・ルメール
元エルメスのディレクターでもあるクリストフ・ルメールのブランド、「クリストフ・ルメール」もユニクロとコラボしていますね、私も持っています。(今はUUのコレクションに携わってますね)
2016年のコレクションでストライプシャツを購入しましたが、今回のジルサンダー程ではないにしろ、当時も即日完売する商品があり、なかなかの戦場でした!
打ち合わせの合間に店舗に走ったのですが、行く先々で売り切れていて、何件か回った先でやっと購入した思い出があります。
発売前にたまたまTLに流れているのを発見して購入に走ったのですが、当時は今ほどコラボに関して注目度が高くなくて
「かっこいいシャツだね!」
「これユニクロだよ」
「え!ウソでしょ!」みたいなやりとりを何十回としていました。
アンダーカバー
高橋盾氏のアンダーカバーもキッズラインが継続的に展開していますね。
アンダーカバーは私年代の憧れのブランドで、裏原宿系の代表格でした。
アベイシングエイプのNIGO氏と立ち上げたノーウェアというショップで当時は販売していましたね。
パンクファッションではないけどパンクテイストを感じるブランドでした。
このころの裏原系は本当に面白くて、私世代がファッションに興味を持つきっかけとなったのは、裏原だと断言できますね。(これはこれで今度まとめてみたいと思います。)
日本の、しかも裏原系ブランドが日本初のファストファッション「ユニクロ」とコラボするというのは、私世代からするととても嬉しい限りです。
現在はキッズのみの展開で、私も子供服を選ぶときに見ていますが、大人のほうも復活してほしいですねー。
マリメッコ
北欧の雄、マリメッコもユニクロとコラボしていますね。
マリメッコ風のデザインって言葉があるように、街のあちこちで似たようなお花柄を見ます笑。
個人的に、ファッションデザインというよりテキスタイルデザインの印象を持っているので、ユニクロとはベストマッチングしますね。
有名なあの柄はポピーがモチーフで「ウニッコ」という名前で、さすがにユニクロとのコラボでは使用されていませんが、どの柄も北欧の洗練されたデザインで、シンプルで既見感ある斬新さというか、簡単に真似できそうだけど真似できない感じがあります。
私の奥さんもマリメッコ大好きですが、同じく好きなのがリバティ、こちらはこちらでユニクロとコラボしてますね。
アレキサンダー・ワン
世界的にファンを持つクリエイティブディレクターですね。
台湾系アメリカ人で15歳で姉の結婚式ドレスを30着以上デザインした逸話を持っています。
そんな年齢からファッションデザインのスキルを磨いていたのが驚きです。
15歳なんて下手すりゃ上下ジャージでしたよ。。
バレンシアガのディレクターも3年程勤めてたりしてますが、まだ30代半ば。
まだまだ若い世代のデザイナーとも積極的にコラボしていくユニクロには、やっぱりこれかも期待してしまいます。
アレクサンダー・ワンと言えばコレクションの最後のダッシュですね、ぜひYoutubeか何かで見てもらいたい笑
ユニクロのコラボは最高という結論
20年?くらい前のユニクロは、友達にバレないように着る服でした。
「ユニバレ」という言葉がありましたからね。
それはファッションをパーソナルな部分で重要視している人達が、当時「ファッションに興味のない人も着ている服」だったり「希少性もオリジナリティもない汎用的な服」だったり「コスパが良いだけの服」だったりしたユニクロ製の服を揶揄する言葉でした。
そんな地方発の洋服屋だったユニクロが、あっという間に世界トップクラスの企業ですから驚きです。
若い人には、そんな時代が想像もつかないかもしれませんね。
今では彼らを中心に、デザインでユニクロを選び、なかなか買えない希少なアイテムも出てきて、むしろ自慢できるブランドとなっています。
(メルカリで一番取り扱われているブランドはユニクロ!)
デザイナーズブランドにとってはユニクロとのコラボで、年齢層も幅広く様々な顧客層にまで名は広まりますし、ユニクロは最先端のデザインで販売でき、そのノウハウも学べるので良いことづくめです。
ワンシーズンだけの一過性なコラボではなく、ちゃんとコレクション化されてるシリーズもありますし、特にコラボアイテムはデザインが気に入れば、本家ブランドを頑張って購入しても良いわけですし、コラボレーションもっともっとお願いします!(再販もお願いします!)といった気持ちです。
ちなみにファッション以外のコラボといえば
基本的に企業同士のコラボの強みは、お互いの良い点を掛け合わせることで相乗効果を発揮し、認知度を上げたり、売上に貢献するものと考えられています。
ファッションブランドのみならず、他社とのコラボレーションは、ブランディングの施策としては、日常的に行われていて、例えば、江崎グリコ「ポッキー」とキリンビバレッジ「午後の紅茶」なんてのも過去にはありましたね。
ポッキーは「カスタード味」、午後の紅茶は「アップルティー」とそれぞれ異なる味なんですが、一緒に食べるとアップルパイになるらしく、コラボというと「オリジナルにちょい足し」程度の変化が多いなか、全く違う味になるというオチは面白い試みでした。
また、パッケージデザインは、お姫様と王子様が配置されていて、2つを並べると一枚絵になるギミックが隠されていて、とても面白かったです。