早速ですが、「ガレージブランド」という言葉をご存知ですか?
ガレージブランドとは、自宅ガレージで作られるような小規模なブランドのことでです。(THE NORTH FACE(ノースフェイス)も元はそうでしたし、そういう意味では、あのAppleもガレージブランド発と言えますね!)
さて、私の身の回りでは特に良く聞くこのワード、なぜならその中心にあるのが私の大好きな趣味であり、何度目かのブームが絶賛到来中のキャンプ・アウトドア発だからです。
コロナ禍の影響が受けにくいことで、さらなる盛り上がりを見せていますね!
かくいう私も会社の同僚と親子キャンプを始めており、キャンプの回数を重ねるごとに、「不自由さからの学び」や「シンプルに生きること、足るを知ること」を体験から学んでいます!
そして、その奥深さを知ると同時にキャンプギアの審美性、機能美に魅せられ、、、というのはカッコつけた理由で、やっぱり他の人と違うギアを持ちたい!とキャンプ沼へと真っ逆さまに落ちてしまっています笑。
キャンプ沼とは底なしの沼。
自分調べ
キャンプにハマると徐々に自分好みのキャンプギアで揃えたくなり、多くを収集してしまう。
すぐに必要の無いギアでも、少しでも使用する可能性があるものであれば(いや、無理矢理に可能性を見つけているのかも。。。)、例え既に持っているギアであっても、より軽い、よりコンパクト、より多機能とあれば、衝動が押さえられず買ってしまい、いつの間にか沼へと落ちていくのです。(キャンパーはキャンプグッズ・アイテムのことをギアと呼びます、かっこいいから真似しています)
Page Contents
- 1 どんなブランドがあるの?何がオススメ?
- 1.1 山と道(yamatomichi)のサコッシュ
- 1.2 アソビト(asobito)のスキレットケース
- 1.3 ネイチャートーンズ(NATURE TONES)のフュージョングリル(焚き火台+テーブル)
- 1.4 パーゴワークス(paagoworks)のニンジャタープ(NINJA TARP)
- 1.5 ミュニーク(MUNIEQ)のコーヒードリッパー
- 1.6 ペレグリン ファニチャー(Peregrine Furniture)の蚊取り線香ホルダー
- 1.7 マウンテンマウンテン(MOUNTAIN MOUNTAIN)のランタンハンガー
- 1.8 5050ワークショップ(50/50WORKSHOP)のクアトロランタン(QUATTRO LANTERN)
- 1.9 ディティール(DETAIL)のイージーアッセンブルメッシュカート
- 1.10 オールドマウンテン(OLD MOUNTAIN)のマジックストーンセット
- 1.11 山賊マウンテン(SANZOKU MOUNTAIN)のjson
- 2 さいごに
どんなブランドがあるの?何がオススメ?
私は初心者なので、キャンプギアを買い揃えるところから始めているのですが、調べれば調べるほど、探せば探すほど、大手メーカーの商品群にはない、それこそガレージブランドと呼ばれる小規模だからこそ生まれる
「自分好みのデザイン」、「キャンプスタイルにあったギア」、「痒いところに手が届くギア」が見つけられるのです。
ちなみにキャンプ・アウトドア商品に求められるのは、審美性だけでなく機能性もです。
見た目だけが良くても何の意味もありません。
全てのデザインに言えることですが、キャンプでは五感をフルに使った実体験の中から学べるので、素晴らしい遊びと言えますね!
今回は、キャンプ・アウトドア関連のガレージブランドと優秀なギアを、デザイナー目線でマニアックにまとめてみます。
ガレージブランドだけでなくオススメのギアはこちら↓
山と道(yamatomichi)のサコッシュ
アウトドアブーム、キャンプブームが到来し、日常的に使うアイテムにもなってきているサコッシュ。
私がおすすめするのはサコッシュから始まった「山と道」のギア。
日常的に使うものになってきていますが、やっぱりアウトドアやトレッキング発のサコッシュは機能性や耐久性が何よりも重要です。
サコッシュ本体にはマチがついていて自立するし、手軽に調整できるストラップは歩く時や前かがみになった時のストレス軽減に本当に役立ちます。
見た目もオシャレで収納力も優れていて、私の中ではNo.1サコッシュです!
アソビト(asobito)のスキレットケース
キャンプで焚き火を囲みながらお酒を飲むのが至福の瞬間ですが、つまみにアヒージョが食べたいなぁとふと思って、スキレットを買ったんです。
でも、スキレットの専用ケースってなかなか無いんですよね。。
小物のキャンプギアは大きめのケースにバラバラと入れておけばいいかもしれませんが、スキレットくらいのサイズになるとそうもいかないし、なによりスキレットは重いし、ちゃんと手入れをしておかないとすぐにダメになってしまいます。
やっぱりキャンプギアは、キャンプ場に持っていく時にも家で保管しておく時にも、ちゃんとケースに入れておく必要がありますよね。
そんな訳でスキレット専用ケースを買ったんですが、ケース類はここで揃えたいってくらいに、カラーも生地が良い感じでおすすめです。
ネイチャートーンズ(NATURE TONES)のフュージョングリル(焚き火台+テーブル)
もうガレージブランドと呼んでいいのか、というぐらいに人気を博している福井県発のアウトドアブランド。
焚き火台には焚き火台に向いたデザインはあって、バーベキューにはバーベキューに向いたデザインがあるのは百も承知だけど、やっぱり一つになっているほうが持ち運びも便利!
底が浅く、底辺もフラットのいわゆる焚き火台形状の焚き火台でバーベキューをしようとすると、網を置いただけになってします。
どうしても火が近くなってしまってバーベキューの難易度が上がってしまうんですね。
ネイチャートーンズのフュージョングリルは逆三角形の計上で、料理もしやすい形状だと思います。
結構、コンパクトに収まるみたいだし、、、新しい焚き火台、欲しいなぁ。。。
パーゴワークス(paagoworks)のニンジャタープ(NINJA TARP)
夏のキャンプでは日陰、雨の時には屋根として利用できるキャンプギアではマストのタープ。
最近はテントの一体になっているものもありますが、個人的にはタープの下にテーブルを置いて、食事するスタイルが好きです!
夏の公園のテントスタイルは割と多いですが、タープだと風通しもかなり良いので、結構面白いと思います!
パーゴアークスのニンジャタープはシルエットがとにかくカッコいいです。
形状が手裏剣型で、先にペグを打ってからポールを立てるという、他メーカーとは異なる張り方が基本となっています。
そのせいか非常に張りやすいそうです。
また、30種類もの張り方ができ、自分のキャンプスタイルに合った使い方が出来る点も魅力です。
タープをスマートに張れるかどうかでキャンプスキルがわかるので(自分調べ)、NINJA TARPで一瞬で決めましょう笑!
ミュニーク(MUNIEQ)のコーヒードリッパー
キャンプの朝に飲むコーヒーの美味さよ。。。
ゆったりとしたチェアに深く腰掛け、自然を眺めながら飲むコーヒーは素晴らしく美味しいです。
「なんか、この日の為に生まれてきたんじゃないか?」とすら思えてきます。
ただし、家庭用のコーヒードリッパーは非常にかさ張りますし、なによりカッコよくない!
ミュニークのドリッパーは畳むとペラペラでパスポート以下のサイズに変身。
ソロキャンプや登山だと、荷物をいくら軽くするかコンパクトにまとめるかが重要なので、そういった意味でも推せるギアです!
安定性にも優れており、デザインもスタイリッシュ!
ステンレス製の何にでも合うシルバーカラーなので、ドリッパーは個人的にこれ一択です!
ペレグリン ファニチャー(Peregrine Furniture)の蚊取り線香ホルダー
都会の生活ではもうあまり見る機会のない懐かしい蚊取り線香も、キャンプ場では見慣れた光景です。
そして、ペレグリンファニチャーの蚊取り線香もオシャレキャンパーのインスタに頻繁に登場する逸品。
普通の蚊取り線香も、昭和な感じがノスタルジーを運んできて実に良いんですが、せっかく作りあげた空間が予期せぬ昭和感になってしまう可能性もあります笑
なかなか買えないものを書くのもアレなんですが、これは最高傑作でしょう!
「え、蚊取り線香ホルダー?」となるかもしれませんが、やっぱりこだわってしまうんですよね、こういった隠れたギアにも。
マウンテンマウンテン(MOUNTAIN MOUNTAIN)のランタンハンガー
今はあんまりランタンハンガーを使わないんですかね?
タープの端っこにランタンをぶら下げたり、無造作にテーブルに置いたりもままありますが、私はランタンハンガーをしっかり使って、ベストなロケーションを作り上げたい派です。
テーブルも広く使いたいですしね。
やっぱりデザイン業界の人間なので、デザインにはこだわりがありまして、シンプルが好みだけど、だからと言って何も考えられていないシンプルは好きじゃないんです。
要はシンプルと何も考えられていないは別の話なんですよね、これはどの媒体デザインにも言えますが。。。
そんな私が偉そうにチョイスするのはマウンテンマウンテンのランタンハンガーで、アイアン、ヌメ革の素材はもちろんのこと、小物を吊り下げられる点が良い!
予め「モノが置けるような台があります」というデザインではなく、無骨に「吊り下げられる」というのが、シンプルな発想で好きです、もちろんデザインも。
5050ワークショップ(50/50WORKSHOP)のクアトロランタン(QUATTRO LANTERN)
キャンプギアを選ぶ時はやっぱり1台で何役にもなるものが、携帯性を考慮すると非常に好まれるのですが、そういうものって総じて機能性が低かったりもするので、やっぱり特化した機能があるものは優秀だなーと思う訳です。
ただそれは、キャンプの中心にあるギアの場合であって、「あったら便利なギア」や「そこにもこだわる?」といったマニアックなカテゴリの場合は、寄せ集めた多機能でも問題なく、なによりオシャレでカッコいいものを選びたい!
こちらは4つの便利機能がついて見た目も良いし、いいとこどり!
防災グッズにももしかして良いんじゃないか!?
ディティール(DETAIL)のイージーアッセンブルメッシュカート
キャンプ場や大型の公園などでコールマンの赤色のキャリーを引っ張る家族を皆さん見たことがありますか?!
あれ良いですよねー、でも、みんな持ってますよね。。。
ビームスとコラボしての別注カラーとかもたま~に見ますが、どのブランドもだいたい同じで、もっと違う雰囲気を求めているキャンパーにはこれがオススメですよ。
カッコいいですよね、無骨で。車に積めるのか、重くないか。。。はちょっと置いておいて、これは、カートにもこだわりたい沼に落ち切った人に持ってこいな気がします。
オールドマウンテン(OLD MOUNTAIN)のマジックストーンセット
私の場合、キャンプと言えば肉です。
少し赤身の残る焼けた肉を豪快に食す、これがキャンプ肉の醍醐味と思っています。
正直、キャンプでの食事は、ロケーションも手伝って家で食べるご飯の何倍増しにもなるので、多少味が落ちる肉でも美味しく食べられるのですが、なるべくなら美味しく食べたい。。。
ロゴスの岩塩プレートも悪くないが、強度に問題あるしなかなか使いまわしにくい。
オールドマウンテンのこのセットは溶岩プレートがまず素晴らしく、プレートにもなりまな板にもなり、とても使い勝手が良く何より美味しく食べられるギア。
山賊マウンテン(SANZOKU MOUNTAIN)のjson
もうとっても有名ですが、サンゾクマウンテンのjson。
サンゾクマウンテンと言えばshock(ショック:ランタンハンガー)が有名ですが、個人的にはこっちが大好き。
こんなペグハンマー見たことない、もう、武器の仕上がり!
しっかりペグ抜きも付いてるし、なにより直立するのがポイントで、ペグハンマーって芝や土にカモフラージュされて、どこに置いたっけな~って結構なるんですよね。
鉄をそのまま固めたんじゃないかってくらいに無骨な見た目もさることながら、ペグハンマーの基本的な機能は備えてて、ちょっと重いかなーってなりますが、私は軽さよりこの見た目を選びますね。
今はオンラインショップで買うしかなさそう。。。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
基本的に楽しくブログを書いていますが、想像していたより楽しくかけたブログ記事でした笑。
やっぱり見た目だけでなく使う立場でデザインに触れられるプロダクトデザインは、広告デザインには無い魅力がありますね。
しかもキャンプは大好きな趣味だし。
ガレージブランドの始まりは、どのブランドも自分用のギアを作ったことから始まっていると思っています(調べていませんが笑)。
「こういうギアがあったらいいな」や「このギアにもっとデザイン性を持たせたい」、「軽くコンパクトにしたい」って想いが行動に移したんだろうなと。
ガレージブランドで検索をかけると「立ち上げ」ってキーワードも出てきますしね!
(私もガレージブランド立ち上げたいぞ!)
やっぱり自身が「キャンプ好き」であることが起因になっていて、そこから徐々に欲しい人が増えていき、ファンが増えていき、市場に拡がっていったのだと想像します。
私はビジネスでデザインをしているので、自分のためのデザイン(自分のためのデザインから始まっている)というのが、デザインに触れたばかりの学生の頃を思い出すようで、ワクワクした新鮮な気持ちになります。
デザインは生活の一部で、暮らしや生きることと直接繋がっていると実感できます。
そういった意味でもキャンプは素晴らしいと思います。
コロナが落ち着いたらまた娘とキャンプに行こう!(娘が喜びそうなギアは何一つないけれど。。。)